札幌東雁来 黒龍山 東照寺

〒007-0820
札幌市東区東雁来町358-67

真宗三門徒派

宗教法人 黒龍山 東照寺 歴史

宗教法人 黒龍山 東照寺 概要

布教百年、新たな出発

 札幌市の北東部、東区東雁来町にある三千平方メートルを超える広い敷地にモダンな造りの本堂が建つ東照寺は、十年ぐらい前までは一帯がタマネギ畑だった場所は、近くには石狩川支流の豊平川が流れ、あちらこちらで宅地が造成され、建設中の住宅も目に付く新興住宅地にとなりました。

 真宗三門徒派 本山・専照寺=福井市の末寺、東照寺は明治四十二年、福井市内にあった永照寺の黒龍信教・しんきょう住職が、本山の直命で北海道に渡ったのが起源で、札幌市中心部に教会所を開き昭和二十九年に東照寺の寺号を得て、現在地・札幌市東区東雁来に移転しました。

 一世・信教住職は福井の人で、北陸から移民した人たちへの布教、伝道を行ったと聞いていました。以前の寺院は境内が狭く、建物も老朽化していました。周囲にマンション建設の計画もあったため、思い切って移転しました。移転後、真宗の宗祖、親鸞の七百五十回忌お待ち受けと合わせて、東照寺の開教百年と移築を記念した法要を営み、新天地での第一歩を踏み出しました。

 にぎにぎしいお寺にしたい。いろいろな宗派の人が来て、楽しんで、癒やされて、学んでほしい。誰でも楽しめるお寺にしたい。
地域に開かれた寺に向けた取り組みを積極的に進め、札幌市主催の出前講座や高校吹奏楽部のコンサートを開いたほか、町内会のラジオ体操の会場として境内を開放したり、境内で盆踊りなども開催しています。

 東照寺の門徒は、札幌市内を中心としております。門徒の方々との普段のお付き合いは主に月参りです。月参りとお盆参りは、ほとんどの門徒宅に行っています。後は、お寺でお彼岸や永代経などの行事を営んでおります。

宗教法人 黒龍山 東照寺境内外観

宗教法人 黒龍山 東照寺境内内部写真

宗教法人 黒龍山 東照寺

宗教法人 黒龍山 東照寺 沿革

明治四十二年八月
黒龍信教師 本山の命を受け、宗門状況視察及び開教準備の為、福井県永照寺より渡道
明治四十四年八月
城崎義遊師 開教主任として札幌に着任
明治四十五年三月
真宗三門徒教会設立
大正  三年八月
水口徳乗師 第二代開教主任着任
大正  六年三月
第一世 黒龍信教師 札幌教会所主任拝命
大正  八年八月
札幌市南二条東四丁目に、仮堂建築
昭和 十三年八月
第二世 黒龍徹神師就任
昭和二十九年一月
「東照寺」の寺号公称
昭和 三十年十月
第三世 黒龍義海師就任
昭和四十四年六月
東照寺の前身である福井県「永照寺」戦争・震災被害甚大のため、やむなく解散黒龍義海師が本山墓地に永照寺総墓を建立後、永照寺「ご本尊」を東照寺「会館」に遷座
昭和四十八年四月
庫裡会館建設
昭和五十六年十月
本堂・納骨堂・客殿新築
昭和六十二年九月
第四世 黒龍照英師就任
平成 十七年九月
第五世(現住職)黒龍巧照就任
平成 十九年十二月
札幌市東区東雁来町に、東照寺移築
平成二十一年六月
「鐘楼堂」建立
平成二十一年六月六日
宗祖親鸞聖人御待ち受け・黒龍山東照寺開教百年・寺基移築慶讃奉告法要を御本山門主様により厳修